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【映画】インビクタス/負けざる者たち

インビクタス/負けざる者たち

 「我々が事態を変革しようと戦っているとき、我々はよく忘れてしまうものさ。変革すべき対象に我々自身を含めることをね」
by ドン・ドゥリート
(「帰ってきたドン・ドゥリート Ⅳ我々も他者」 メキシコ先住民運動連帯関西グループ様より引用)


以前から気になっていた映画でしたが、先月になってようやく見て、
クソが、なんでもっと早くに見ておかなかったんだよと後悔しました。
とても素晴らしい映画です。

もしかすると今の世の中に、この映画はあまりふさわしくないのかもしれない、・・という感じもしますが(笑)
それでも僕にとって、この映画はとても大切な事を思い起こさせてくれる良い映画でした。
僕の拙文で、その魅力を伝えられるかどうか不安ですが・・
是非とも、色々な人に紹介したいのです。

ところで今まで言うのを忘れて、うっかりしてましたが・・

※以下ネタバレ注意  ・・・です
~~~あらすじ~~~~~

 この映画は実際に起こった出来事をもとに作られています。
舞台は1994年の南アフリカ、
かの悪名高い「アペルトヘイト政策」から脱却して、
ネルソン・マンデラ氏が南アフリカ初の黒人大統領に就任します。
ところがアペルトヘイトから脱却したといっても、それまで対立していた白人とその他民族との溝は深まったまま。
そんな現状に、就任したばかりのマンデラ大統領は頭を悩ませます。

そんな中、彼が思いついた突飛なアイディアがスポーツ、
南アフリカ本国で開催されるラグビーのワールドカップでした。

一方で、南アフリカのラグビー代表チームは、ワールドカップ開催国代表チームでもあるのに関わらず、
国際試合で連敗続き、多くの人々からワールドカップ優勝はおろか初戦敗退だろうと絶望視されていて・・・

~~~あらすじ終わり~~~

この映画が初公開された、2009年のアメリカではある出来事がありました。
そう、黒人初の大統領としてバラク・オバマ氏が就任した年です。
映画の舞台となる1994年の南アフリカと、どこか重なって見えるのは気の所為でしょうか。

この映画の監督、クリント・イーストウッドは主演のモーガン・フリーマンに脚本を手渡され、
監督を行う事を快諾したと言われています。
その理由として、脚本自体の素晴らしさもあったかもしれませんが、
大統領が変わり、アメリカの良い変化を期待している国民一人ひとりに対して
イーストウッドは”ある大切なメッセージ”を伝えたかったからなのではないかなぁっと、
僕はこの映画を見て思いました。
ですが今のアメリカの現状をみると残念ながら、難しいとは思うものの・・
イーストウッド監督のそんな”思い”はアメリカ人の多くには届かなかった様に感じます。

そんな良い変化が起きなくて、残念なアメリカですが、(って僕らに言われたくないか・・・・)
この映画で描かれた南アフリカの場合はちょっと違うみたいです。
それはこの映画の冒頭とラストを見比べてみると分かる、
南アフリカの人々に現れた”ある変化”に象徴されていると思います。

その前に、僕はかじった程度なのであまり詳しく説明できませんが、
南アフリカでかつて実際にあったアペルトヘイト政策について少し触れておこうと思います。
(wikiを参照しながら・・)

アパルトヘイト政策は1948年から南アフリカで強力に推進されていた政策で、
その内容は人種別に隔離、分断し異人種間の結婚を認めないという、あからさまな人種差別政策でした。
更に白人の富裕層を優遇し、その他人種・民族は経済格差の広がりによって苦しめられ、
それは国際社会からの非難と経済制裁が行われるまで続いたのです。
(ところで日本も、このアペルトヘイト政策に加担していたみたいです。恥ずかしい限りですね。)

この映画に出てくるラグビーは、かつての南アフリカの人々から白人の富裕層のスポーツというイメージを持たれ、
そんなアパルトヘイトの象徴的な存在の1つでした。

ところがマンデラ大統領は、何とそのラグビーで、
アパルトヘイト後になっても、未だ対立を続ける南アフリカの人種間・民族間の融和を図ろうとするのです。

その試みが、どのような結果となったのかは、この映画で見れば明らかです。
大統領の狙い通り、それまで対立していた人々はラグビーを通じて、少しずつその関係を氷解させて行きます。
この映画ではその過程が非常に丁寧に描かれていて、まるで奇跡としか言いようがない様な結末にも、
説得力を持たせていました。

具体的にどのようにして、この大統領はラグビーで対立する人種間・民族間の融和を図ったのか、
僕が映画の中で特に注目したのは、マンデラ大統領ともう一人の主人公、
マット・デイモン演じるラグビーチームのリーダー フランソワが取った行動、そして言動でした。

と 今度はそれについて語りたい所ですが、
書き手である僕の予想を遥かに上回り、記事がだいぶ長くなってしまったので、
ここら辺で終了させていただきます。
僕の語りたい事は、皆さんが実際に映画を見て感じて頂くのが一番だと思いますので・・。

(って、うわぁ・・下手だな俺・・)


・・・・補足として
現実問題、南アフリカの現状はアパルトヘイト前に比べて大分改善されましたが、
まだまだ問題は山積しており、充分改善されたとは言い難い状態と聞きます。
それでも、南アフリカは確実に良い未来に向けて今でも少しずつ動いて行っている。
多少なりとも美化されている部分がある事を承知しつつも、
この映画で描かれた史実は、僕にそう思わせるのに充分なものでした。
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